昨日のブログで、ポルターガイスト現象が起きる家の話を書きましたが、この家は、ガーディアンエンジェルを感じるプラスのイメージの家です。
その逆で、マイナスのイメージ、良くないことばかり起きる怖い家に住んでいたこともありました。
今日は、その家の話を書きたいと思います。
その家は、私が小学校2年生くらいの頃に、1年間だけ住んでいました。
商店街にある家で、1階が店舗、2階が住居になっていて、1階で焼き鳥居酒屋を開きました。
ここに引っ越してくるまでは、父が眼鏡のフレームを塗装する工場をしており、繁盛していたようですが、なぜか引っ越しをして、工場をたたんで焼き鳥屋さんへと職を変えました。
この家の1番怖いところは、トイレに行くための通路でした。
お店の裏手に、細いL字型の通路があり、その通路を進むと奥に3つの扉があり、その1番奥の扉がトイレでした。
そして、そのL字型通路の曲がり角には、開かずの扉があり、その扉の向こうには、もう使われていない古い井戸がありました。
トイレはこの1箇所のみで、まだ幼かった私は、トイレに行くのがすごく怖かったです。
後から知ったのですが、いろんな家族がこの家に住み、お店を開いては1年で潰れるということが繰り返されていたようです。
そうして、我が家も同じようにお店は1年で潰れました。
両隣のお店はわりと流行っていて長く続いていたのですが、なぜかここだけが続かないという、曰く付きの物件でした。
この家に来てから、お店が繁盛しない事だけでなく、他にも色々な良くない事が起きました。
母が階段から転げ落ちて腰をひどく痛め、それがその後にもずっと尾を引いていたり、家計が厳しくなり、電気も止められることになったり、博打をした事がなかった父が博打にハマるようになり、ほとんど家に帰らなくなったり、両親が離婚することになったり。
いま思い返すと、これは幾分この家にある負のエネルギーが原因していた部分もあったのではないかと思っています。
あのトイレと開かずの井戸は、本当に不気味でした。
井戸には霊的なものが憑きやすく、井戸を閉める時にはお清めが必要と聞いたことがあります。
霊は、水場を通ってくるというので、井戸はきっと霊がたまりやすいのでしょう。
霊は自分と同調する人間の思念に寄ってくるといいます。
あの頃、家族の思念に寄って、負の引き寄せをするような霊が憑いていたのかもしれません。